乗り越える壁

今日は埼玉県富士見市にあるKonKonParkさんでライアーの音をお届けしてまいりました。

プロのテノール歌手の方の熱唱から始まり、会場の熱気は朝から最高潮。

そんな中、静かに流れ出すライアーの響き。聴衆の皆さんの感覚が一気に「音」そのものに集中します。

「耳を澄まして聴く」ために生まれたライアーだからこそ持っている響きの力。

会場の空気が一変します。

実は、ここ最近、本番の演奏で手が震えることがあります。

今まではなかったこと。

ライアーの一音に注がれる集中や期待、興味。そこに過剰に反応してしまう自分がいること。

こたえは既に見つかっています。

皆さんの期待や関心のパワーを、いかに自分の良いパフォーマンスに繋げるのか。これが、これからの課題です。

舞台に向かう恐怖心から逃げる事は簡単。

でも、もうわたしは逃げません。音楽に背を向けた苦しみには、もう二度と決して戻らないと決めたから。

今日もライアーを聴けると集まって下さった方々がいらっしゃいました。いつも応援して下さる方。共にライアーの存在に喜びを見出されている方。

わたしの弱さも、拙さも、すべてはより良い演奏のために。ひとつ、またひとつと、輝く音に向かって歩んでまいります。

どうぞ、これからも、coconeの成長を見守り続けて下さい。

耳を傾けて下さった全ての皆様に感謝を込めて。